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先日ここでかいたお題挑戦、始めました。 お伽噺になぞらえたお題で、お伽噺とは関係ない話を進める予定(笑)。 ここ2,3日、久しぶりにゲームをしようと、「ワンダと巨像」を引っぱり出しまして。 随分前に買ったものですが、途中で止まったまま放置してたので、また1からやり直してます。 知らない、って方のために説明しますと、恋人の魂を取り戻すため、主人公が16ある巨像、というか巨人を 1体ずつ探し出し、撃破していく、というゲームです。いたってシンプル。 ちなみに、便利な魔法や強力な武器はありません。弓矢で敵の気をひき、手がかりを探して素手でよじ登り、 紋章の光る弱点を剣でひたすら突く、という。もう「地道」の2文字がよく似合う(笑)。 でも、面白いです。「ICO」の製作チームが作られたそうで、グラフィックが綺麗で、用もないのに愛馬に またがって走り回る(笑)。 そうなんです。唯一の仲間は馬のアグロ。こいつがもういいやつで。 主人公が無茶な走りをさせようと(ちょっと大きな段差を飛び降りさせたら、見事に横倒しに倒れた)、 主人公が自分ばかり木の実を食べてようと(体力増強に必要なのです)、どう見てもおいしくなさそうなトカゲを血眼になって探し、生で食べようと(握力増強に必要)、文句一つ言いません。 一度など、走り回るトカゲをどうしても捕まえられず、いい加減諦めようとしたらアグロが踏んづけて くれてました。 どこにいても呼べば大概来てくれますが、あんまり放っておくと不貞寝するそうです。今度試してみたいと 思います。 そして雅にはこの手のゲームには致命的となる弱点がありました。 方向音痴なのです。 巨像はその世界の色々な場所におり、剣を掲げて、その光の差すほうへ向かえばいいのですが、 地形の関係でだんだん素直に行けなくなるようになっており、雅などは、気が付いたらスタート地点に 戻っていたりするのです。ちょっとアグロ、道教えて。 さらになぜか、酔うのです。他のゲームでは酔ったことないのですが、これは雅、酔うのです。力入りすぎ なのかな・・・。 で、やっとこさ探し当てた巨像と対面。一瞬、ほんの一瞬ですが「すみません、やっぱり帰ります。」と 思ってしまいます。 でかいんですよ、巨像が。半端なく。しかも相手によっては動きが早かったり、泳いだり、空飛んだり。 あああ、これが幸村だったら一瞬で黒こげにしてやるのに。 苦労しただけあって、倒した瞬間は「やったあああああ」と思います。で、強制的にスタート地点となる城に 戻されて「はい、次ね」(こんな言い方はしないけど)。 「やってやろうじゃん!」って感じですね。 現在5体撃破。攻略サイト見ながらでなぜこんなに時間がかかるのか。 ・・・攻略サイト見ても巨像にたどり着けないからだよね。 次の更新は来週です。皆様よい週末を。 拍手・メッセージともありがとうございます!励みにさせていただきます!
長編2 「2月・バレンタインデー」 短編 「ハッピーバースデー」 UPしました。なんか、似たようなタイトル。 短編はえーと、あれです(どれだよ)。昨日37才になっちまったもんで、遊んでみました。 最初は一色だったんですが、台詞だけじゃ誰だか分かんないかなあと思って、色分けしてみました。 結果、見づらくなった(苦笑)。やっぱり一色に戻そうかなあ。 ぜひ皆さん自分の誕生日に名前変換して読んでください。 でも、雅には逆ハーは書けないと思った。 週末、娘とばさらネタでお絵かきしてまして。 「これ気に入ったー。もらっていい?」 と言われたのは、雅の描いた気持ち悪い光秀でした。 そういえば、アニバサの最終回も熱心に一時停止してたよな・・・。光秀の変な顔ばっかり。 そのうち、光秀みたいなの連れてきたらどうしようと心配になる雅でした。 玄関周りでは朝顔もひまわり(ミニだけど)も咲き始めました。 なつーって感じですが、雅はノウゼンカズラを見ると夏が来た、って気がします。 昼間はすごく明るく生き生きして見えるのに、夕暮れにはなんだか艶っぽく見えるのも好きです。 去年の日記にも書いた気がしますが、庭のある家に住む機会なんかあったらぜひ自宅で咲かせたい。 拍手・メッセージともありがとうございます!励みにさせていただきます!
ある国に幸村というそれはそれは可愛らしいお姫様がおりました。 元気な幸村は今日もお気に入りの泉のそばで槍の稽古です。 「むん!ふんっ!」 ところが少々頑張りすぎたためか汗で手が滑り、槍を泉の中へ落としてしまいました。 「ああっ!お館様からいただいた某のっ!叱ってくだされお館様あ!」 叫びながらガンガンと木の幹に頭を打ち付ける幸村に声をかける者がおりました。 「おい、人のねぐらの前でなあに騒いでやがんだ?」 見るとそこには眼帯を付けたカエルがおりました。 「なんと・・・!眼帯をしたカエルとは面妖な・・・!」 「余計な世話だぜ。それより何騒いでたんだ?」 「そ、そうでござった!某、大事なものをこの泉に落としてしまったのでござる!」 それを聞いたカエルはにやりと笑いました。が、慌てふためいている幸村は気付きません。 「・・・OK,俺が取ってきてやる。その代わり俺をあんたの相棒にしてくれ、You see?」 「ま、まことでござるか!?取って来ていただけるのなら某なんでも・・・」 「で、何を落としたんだ?」 「槍でござる!」 「・・・また取りにくいもん落としやがって。」 文句を言いつつもカエルは泉に飛び込むと、幸村の槍をくわえて水面に戻ってきました。 「おお!間違いござらん!これでござる!」 「そいつはよかった。じゃあ、約束通りに俺を・・・」 ところが、すっかり元気になった幸村はカエルの話を聞いていません。さっきの約束もすっかり忘れ、一目散にお城へとかけ戻ってしまいました。 「今帰りますぞ!お館様ー!」 「ちょっと待て!この野郎!」 さて、日も暮れて夕食時。 佐助の作ったおいしそうな食事を前にまさに食べ始めようとしたその時、戸を叩くものがありました。 「なんじゃ、こんな刻限に。幸村、見てまいれ。」 「はっ」 幸村が戸を開けると、そこには昼間のカエルがいました。 ここまで来るのに苦労したとみえて、肩で息をしています。 「て、てめえ、俺を置いていくとはいい度胸じゃねえか・・・。」 「・・・はて、誰でござったか。」 夕方昼寝をした幸村は、昼間の出来事をすっかり忘れておりました。 「ふざけんな!お前の槍を拾ってやったのは誰だ!?」 「そ、そういえば・・・」 やっと思い出しかけた幸村は突然空高く吹っ飛ばされました。 もちろんお館様に殴り飛ばされたのです。 「馬鹿者!恩を受けた相手に礼も尽くせぬでどうする、幸村!」 「も、申し訳ありませぬ、お館様!」 「分かればよいのじゃ!見事このカエルをもてなしてみせい!」 「果たして見せますぞ、お館様あああ!」 こうして幸村はカエルを城の中へと入れ、食事をふるまいました。 「ちょっとちょっと旦那、カエルをお膳に乗せるのはやめてくんない?」 佐助は嫌そうでしたが、それは本能的にそのカエルが気に入らないからでした。 なぜかそれはカエルも同じようで、お互い睨み合っては火花を散らしています。もちろん幸村は気付きません。 やがて寝る時間となり、幸村はカエルを寝室に案内しました。 「今宵は某の布団でゆるりと休まれよ。」 「おう、悪ぃな。」 よっこいせ、と布団に入ろうとしたカエルですが、そこには幸村が毎晩一緒に寝ているお館様縫いぐるみ(佐助作)がありました。 「おいおい、こんなもんがあったんじゃ俺の入る場所がねえじゃねえか。」 カエルは文句を言いつつ縫いぐるみを投げました。 が、それは幸村が何より大事にしているものだったのです。幸村は我を忘れてカエルに掴みかかりました。 「な、何をされるカエル殿!あれは某にとって何より大事なっ・・・!」 気が付くと、カエルが部屋の壁に叩きつけられのびています。 「カ、カエル殿っ!?」 どうやら自分が投げつけたらしい、と気付いた幸村は平謝りに謝りました。 「も、申し訳ござらん、カエル殿!恩人であるお主に某は何ということをおおお!」 畳に額を擦り付けている幸村には見えませんでしたが、その時青白い光が溢れ、カエルはたちまちその姿を変えたのです。 「Hey,幸村。顔をあげな。」 突然低い声でそう囁かれ、幸村はおそるおそる顔をあげました。 そこには見たこともない青年が立っています。 「お、お主は・・・?」 「驚くのも無理はねぇ。俺の本当の名は政宗だ。実は性質の悪い女に惚れられちまってな。後腐れないようにときっぱり振ったら逆恨みされて、こんな魔法をかけられちまったってわけだ。」 「は・・・」 「は?」 意外な反応に政宗が幸村を見ると、真っ赤な顔で口をぱくぱくさせています。 「破廉恥でござるうううううう!カエル殿!」 「カエル言うな!俺のどこが破廉恥だってんだ!」 「せ、せめて何か着てくだされ!そのような姿で・・・」 「いきなり戻ったんだからしょうがねえだろ!」 「旦那ー、何騒いで・・・ってなに!?誰だよ、その変態!」 「黙れ、猿!」 というわけで、 幸村は政宗の相棒となり(さすがに嫁とは書けなかった・・・)、彼の国へと行くことになったのでした。 で、前回の日記に続くわけです。 こんな話を7歳の娘の寝物語にしていていいものかと思う今日この頃。 それにしても、短編と日記の温度差がありすぎるような・・・。 次回更新は来週になります。皆様よい週末を。 拍手・メッセージありがとうございます!励みにさせていただきます!