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彩様からいただきました。 しかも指定【光秀】で!夢小説で、っていうオプションにも乗っからせてもらいました。 こんなのしか、書けなかったけど・・・。では、発車~! Q1.電車待ちの列に【光秀】を発見!どうしますか? 「今日も可もなく不可もなく、って感じの一日だったなあ・・・」 呟きながら改札を通る。 ホームに立ち、電車の入ってくるほうを見た私は、その場で固まった。 隣の扉の前に並ぶ列。サラリーマンや学生の中でやけに目立つ長い銀髪。 「明智先生!?」 えええ!嘘!まさかこんなところで! 彼は明智光秀。ウチの高校の生物の教師だ。 生徒たちからは「なんだか得体のしれない人物」と評されている。 いつも薄い笑いを浮かべていて気持ち悪いだとか、ホルマリン漬けの標本は彼の手作りだとか、放課後あやしげな実験をしていて、それを目撃してしまった生徒は生きては帰れないとか。もう嘘だか本当だか分からない噂がとびかっている。 そんな中では当然打ち明けられないが、実は私は明智先生に憧れていた。 でもまさか同じ路線で通っていたなんて思わなかった。今まで一度も見かけたことはなかったし。 うわー、どうしよう。話しかけ・・・るなんてできないな、やっぱり。 授業以外で話したことなんてなかったし、何より生物の成績は散々だし。 向こうも私に気付いてはいないようだ。こんな時はウチの高校が制服のないところでよかったと思う。
Q2.【光秀】が隣の席に!どうしますか? いつも大して込む路線ではない。人の多いこの時間でも、場所さえ選ばなければ大概座れる。 明智先生にあまり近すぎないようにと、私は入ってすぐの席に座った。 膝の上に鞄を置き、ふ、と息をついたとき、隣に人が座った。目の端に映る銀色の髪。 ・・・え? まさか、と思いながら横目で窺うと、隣はまさに明智先生その人。 ちょ、ちょっとなんで?先生隣のドアから乗ったじゃん。他に空いてるとこなかったの!? なんて言えるはずもなく、固まったまま自分の手元を見ていた。 相変わらず先生は、私が自分の学校の生徒だとは気付いていないようだ。
Q3.【光秀】が眠ってしまいました。どうしますか? ああああもうどうしよう。 いつもなら眠っちゃうか、本でも読むか、音楽でも聴くところだが、今日はどの選択肢も実行できそうにない。 いっそのこと生物の教科書でも出して勉強しようか。・・・いや、思っただけです、すみません。 顔は前に向けていても、つい目は隣を見てしまう。 足長いなあ・・・そもそもスーツ姿ってのが新鮮。学校ではいつも長い白衣のポケットに両手を入れて歩いてるから。 少しずつ目線を上げていく。 髪綺麗だなあ・・・。ちゃんと手入れとかしてるのかな。あんまり想像できないけど。 あ、あんまり見てたら気付かれるかも。 と、その時、かすかに明智先生に触れている肩に重みがかかったように感じた。 あれ? 思い切ってちらとその顔を見る。 ・・・寝てる。 やや俯き加減で腕を組んだまま、先生は眠っていた。
Q4.爆睡中の【光秀】が突然あなたに寄り掛かってきました!どうしますか? ・・・お疲れですか、先生。 相手が眠っているのをいいことにまじまじとその顔を見てしまう。 わー、まつげ長いなー。肌綺麗だなー。っていうか、どう見ても女の私のほうが分が悪いような・・・。 なんて思ってたらその頭がこちらに近づいてきた。 え?あれ?気のせい?いやいやいや。 そのまま、先生の頭が私の肩に。わー、結構重い。やっぱり男の人だなー、っていやそうじゃなくて! ちょっと、ちょっと先生! 嬉しいんですけど、いや、困るんですけど!
Q5.もうすぐあなたの降りる駅。どうしますか? あ、 まずい。 先生の観察ばかりしていて気付かなかったが、私の降りる駅が近づいている。 ええと、どうしようかな。 力任せにこのまま立つ、という手もあるが、それでは間違いなく先生はかなり格好悪い起きかたをするわけで。 顔でも見られた日には次の授業には出られない。 まず、先生に起きてもらわねば。 「せ、先生」 小声で呼んでみるが先生は身じろぎもせず。 肩をもぞもぞと動かしてみても、目が覚める様子はない。 電車が駅に着き、ドアが開く。 降りていく客。乗り込む客。 いや、私も降りる客なわけで。 「ちょ、先生ってば」 あんまり起きないので、まさか死んでるんじゃないかなんて心配し出したところで軽やかなメロディとともに ドアが閉まった。 えええええ? 降りるはずだった駅のホームが窓の外をながれていく。
Q6.終着駅に到着しても起きない【光秀】をどうしますか? そうこうしているうちに終点。 電車はここで車内点検をして折り返しだ。もちろん乗客は全員降ろされる。 周りはもう誰もいない。もうすぐ乗務員が回ってくるはずだ。 「あああもう!先生!先生ってば!」 仕方なく、少々大きな声で呼びながら、その肩を揺らした。 「あ・け・ち・先生ー!」 「・・・はい。」 やっと目が覚めた。よかった死んでなくて。
Q7.やっとお目覚めの【光秀】、ちょっと寝ぼけている様子。どうしますか? そこへ乗務員のおじさんがやってきた。 「あー、悪いけどね、降りてくださいよ。点検でね。」 「わ、分かってます!すみません!今降ります!ほら、先生。」 「・・・授業ですか・・・?」 ・・・寝ぼけてる。 先生、なんて呼んだから学校と勘違いしているのだろうか。 「そうです!授業の時間ですよ!ほら、降りて!」 自分でも何を言っているのかよく分からなくなった。
Q8.平謝りの【光秀】。お詫びになんでもしてくれるって!どうしますか? 「・・・いや、本当にすみませんでしたね。」 言葉では謝っているが、どうにも悪びれた様子のない先生を前に何だか力が抜けてしまった。 「お陰でよく眠れましたよ。」 「はあ・・・それじゃ私は次の電車で戻りますので。」
「では、私のせいで乗り過ごしてしまったのですね。これは申し訳ありませんでした。」 事情を話すと先生は改めて謝ってくれた。 「あ・・・いえ。いいんですよ、もう。」 「いえ、お詫びになんでも・・・さすがにこの間の中間の点数の水増し、というわけにはいきませんが。」 「って、ええっ!気付いてたんですか!」 まさかばれているとは思わなかったが、先生は当然、という顔で頷いた。 「自分の担当しているクラスの生徒くらい分かりますよ。あなたはいつも熱心に授業を聞いてくれますしね。」 うわー、うわー!今更ながら恥ずかしい! 「・・・なぜかその熱心さが点数に結びつかないのですが。」 ・・・違う意味で恥ずかしい。 「じゃあ、点数に結びつくように特別課外授業でも」 「ああ、いいですねえ。引き受けましょう。」 ・・・今更冗談だとは言えなくなった。
Q9.もうすぐ【光秀】とお別れです。最後に【光秀】に一言。 「ひ、引き受けていただけるん・・・ですか?」 「はい。」 どうしよう、嬉しいような、怖いような。 いやもちろん嬉しいんだけど、学校でそんなことしたら友達にばれてなんて言われるか。 ここは丁重にお断りするべきだろうか。 でも先生の機嫌を損ねるのも。第一言い出したの私だし。 「じゃ、行きましょうか」 「はっ?」 「私の家は一駅戻るだけですから。」 「って、え?課外授業って学校で、じゃなくて?」 「私の家でですよ。遠慮は要りません。一人暮らしですから。」 その時、先生の笑みがいつもと違うものに見えたのは気のせいだろうか。 ここは遠慮じゃなくて警戒すべきなのでは。 「え、ええっと・・・」 「どうしました?」 「あ、あの、今日はちょっと都合が、ま、また今度に」 しどろもどろに答えながら少しずつ後ずさる。 「じゃ、じゃあ、また学校で!さようなら!」 それだけ言うと、鞄を抱え、後ろも見ずに逃げた。
「・・・残念です。」
かすかに聞こえたのは気のせいだったのだろうか。
・・・あれ?なんか、終わりがホラーっぽかったような・・・。 まあ、明智先生が何を企んでたかで大きく変わるわけなんだけど・・・。
Q10.次にバトンを回す5人 どなた様でもおもちください。 みわ様が上手い終わり方してました。雅も座布団持っていきたくなりました。
そういえばこれ書いてて思い出しました。 雅、大学時代は電車通学だったんですが、ある日、帰りの電車で隣のおじさんが眠ったまま よりかかってきまして。 まあ、珍しいことじゃないし、そういうときはほっとくことにしてたんですけど、そのおじさん、段々頭の位置が ずれてきて、雅の肩から離れて雅の体の前に・・・。 おいおいこのままいったら膝枕かい。さすがにそこまでしてはやらんぞ。とか思ってたら、器用なおじ様 でしてね、雅の膝上10cmくらいで止まってるんですよ、頭が。空中で。 こういう格好で寝ているおじさんもどうかと思いますが、それを起こさず自分の目の前に本を掲げて読書を続けてた雅も、今考えると変な奴だったと思います。 向かいの女の人が笑ってました。