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2009 06,23 09:39 |
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「お隣さん」シリーズ 「41日目」 UPしました。
いいかげんにしろ、と言われそうな展開ですが、もうちょっとお付き合いを。 先日、久しぶりに娘に「カエルの王様」を読んでやりまして。 グリム童話なんでご存知の方も多いでしょうが、美しいお姫様がお気に入りの金の鞠を泉に落として泣いて いるところへカエルがやって来て、「取って来てやるから自分の相棒になってくれ」と言う。鞠を取ってもらった お姫様はカエルとの約束など忘れ、お城へ戻るが、カエルが追ってきて、訳を聞いた王様にいさめられたせい もあり、一緒に食卓について食事をし、部屋に連れて行く。が、一緒のベッドに寝かせてくれと言われ、カッと して壁に投げつける(おいおい)。投げつけられたカエルは魔法がとけ、現れたのは美しい王子様。というお話。 まあ、ここでめでたしめでたしとなってもいいのですが(なんだか色々納得いかないけど)、この話にはその後 ちょっと続きがありまして。 カエルにされていた王子様には忠実な家来ハインリヒがいるのですが、この男がすごい。 自分の主人がカエルに変えられ、それはそれは辛い気持ちだったハインリヒは、悲しみのあまり自分の心臓が 破裂してしまわないように胸の周りに鉄の輪を3つもはめているのです。 雅はこの話、娘に読んでやるようになってから知ったのですが、どうしてもこのハインリヒがすごすぎるように 思えてならず、頭の中でどうにもイメージできずにいたのです。 でも、この間読みながら、ふと小十郎が浮かびまして。 「・・・小十郎ならやりかねん。」 確かに彼で想像するとなんの不自然もない。すごいぜ、小十郎。 以下、最後のシーンを、元カエルの王子様→政宗 ハインリヒ→小十郎でお送りしたいと思います。 ・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・ 2人が政宗様の国へ出発する日、8頭立ての立派な馬車が迎えに来ました。後ろには政宗様の忠実な家来、 小十郎が乗っています。小十郎は政宗様が元の姿に戻ったことが嬉しくてたまりません。 馬車が途中まで走ったとき、政宗様は後ろで何かが破裂するような、大きな音を聞きました。 「HEY,小十郎、馬車が壊れやがったか?」 「いえ、政宗様。今の音は馬車ではございません。私の胸にはめた鉄の輪です。」 馬車が進む間にもう1度、さらにもう1度、何かが破裂するような音がしました。そのたびに政宗様は馬車が 壊れたのかと思いましたが、それはただ、忠実な小十郎の胸から喜びのあまり輪がはじけとんだ音でした。 ・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・―――・・ やっぱすごいぜ、小十郎! なんてバカな話してないで。今日は娘の授業参観だし。 拍手ありがとうございます!励みにさせていただきます! PR |
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